るろうに剣心、原作も大好きな私ですが、
宝塚のるろ剣は初見は全然受け入れられませんでした。
ところが、2回目の観劇から印象が全く変わりました。
それは何故か・・・
今のところ考えられるポイントは座席!
初観劇の時は2階席だったんです。
2回目は1階席だったので、演出の意味などよく分かったのですが、
どうやら今回のいろんな演出って、2階席からだとちょっと「?」と思ってしまうものが多いのです。
たとえば・・・
幕開き冒頭、高杉晋作、山県有朋、井上馨たちが新選組に追われ、
変わって剣心が新選組たちと戦うシーン。
開始早々の立ち回りで、人斬り抜刀斎の腕がいかほどなのか印象づける重要なシーン。
舞台上には竹林が再現されており、木々生い茂る場所での立ち回り。
抜刀斎の太刀筋を強調するために、剣心が新選組を切った後、
切った新選組の後ろにある竹が倒れるという演出があるのですが。
2階席から見ると剣心、新選組隊士、竹、がそれぞれ結構離れて立っているのが見えてしまうので
とても大げさな表現に見えてしまうのです。
でも1階席から見ると、視線が低いので剣心、隊士、竹が一直線に並んで見えて、それぞれの距離を気にせず
純粋に剣心の剣が隊士と竹を一緒に切ったという表現が分かりやすく伝わります。
小さなことなんですが、こういう齟齬がいくつか重なって
初回の観劇の時は「なんだか大げさだなあ。立ち回りもあんまり迫力感じないし」と思ってしまった…。
(ごめんね、雪組子のみんな・・・頑張っているのに…)
そして、そして、、、2階席の重大な問題点…
2幕目後半、ジェラール山下、剣心、御庭番、みんな揃っての大立ち回り&客席降りの時
1階席20列目くらいの通路で御庭番衆たちが何やら楽しいことをやっているのですが、
それが一切見えない・・・!!
「きゃーーーーーーーーー!」という黄色い歓声(悲鳴?)だけ聞こえてきて、
「なになに?どうなってるの?1階席!」となり、どうにも寂しい気持ちに…
客席降り、楽しいんですけどねーーー
2階にも誰か来てよ~~~~~~
あ、でもそんな中、初観劇の2階席でもすげー!って思ったのが剣心の影役の永久輝せあくん。
動きが素早く、過去シーンの立ち回りは、あまりの速さに「へ、編集した動画か!?」と思いました。
それと、御庭番衆のシーン。
蒼紫様が各御庭番メンバーに命令を伝え「散れ!」と言うシーンがあるのですが
その合図を元に散っていく際、スポットライトから抜けていく様子は本当に素早く消えていったように見えました。
これは2階席ならではのシーンかも!
てことで、るろ剣観劇するなら初回は1階席がおすすめ!
初回観劇の席が2階席になってしまった方は、演出の脳内補完をした方がいいかも?
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